2017年3月1日水曜日

もっこ君

もっこ君
もっこ君
 卒業式シーズンだ。電車に乗っていると花束を抱えた卒業生と思われる人々を眼にする。今日は卒業式に出席した。毎年この季節になって校門に垂れる国旗を眼にして、あれ今日は何の祝日だったかと思えば卒業式。以前、千葉の千倉を旅行したときに、海沿いの一軒屋に国旗が垂れて、潮風にさらされた金色の玉がくすんでいた。確か4月末に旅行した記憶があるから、昭和の日だったのだろうか。思えば昭和も遠くなった。昭和元年に生まれた子供が29歳だ。もうりっぱな大人だろうし、さまざまな経験もしていると思う。自分が29歳のときは、何をしていたことやら。やたら理想だけ高くて現実が追いついてなかったような気がする。まぁ、今もさえない、くもった40代。あぁ人生。


 卒業式、教室に集まった学生を目の前にして先生が送った言葉である。思えば腰が据わらないまま、いまだウロウロしているけれど、気が付けば関西に移り住んでしまった。これもまた何かの縁で、寺院はいたるところに点在しているので墓場はよりどりみどりだ。大望は成し遂げてはいないけれど、奈良の大仏のように腰をすえて毎日を過ごしたい。

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